カレー1杯無料サービス券。我が佐野の定宿<セレクトイン佐野駅前>2026年1月時点の宿泊者限定夜カレーサービスである。18時から20時30分まで、1人1杯までカレーライスをセルフ。数量限定のため無くなり次第終了という。
何年か前、このホテルの宿泊者ウェルカムサービスは確か豚汁だった。数カ月前は佐野ラーメンだった。セルフではく、1杯づつ外国人女性従業員の方が作られていた。さすがに手間だったのだろう。半年ぶりにチェックインすると、セルフカレーに変わっていた。
この夜、ホテルから徒歩90秒の市役所庁舎内で19時より私の空き店舗出店漫談である。それも、たっぷり2時間の独演会。無料のためか、20名ほどお申し込みがあったらしい。そして、私は18時に会場入りせねばならない。つまり、17時58分にホテルを出ねばならない。
カレー開始は18時。51歳(当時)でフライングを試みるのは恥ずかしく情けない。ミッション終了は21時ゆえ、カレー時間はとっくに終わっている。幻に終わるのか。
17時57分頃、エレベーターに乗り込む。狂おしいカレーの香りが充満している。フロント横のカレー会場は2名ほどの宿泊客が臨戦態勢である。
17時58分、ゴルゴ刈でほとんどない後ろ髪をひかれながら市役所まで極寒の夜道を90秒歩く。1階の広大なガラス張りスペースで会場セッティング。
クライアント様方と打合せを終えた。時間を確認すると、18時20分。開始は19時。そして、ホテルの部屋に記録用のデジカメを忘れたことに気づいた。
ホテルに取りに戻る旨をクライアント様方に告げ、近いのでコートも着ずに90秒歩く。部屋でデジカメを手にエレベーターでフロントへ。さらにカレー香が増している。会場には数人の男女がもくもくとカレーを食されている。腕時計を見る。18時25分。
気づけば、左手に発泡スチロールのカレー容器を手にしていた。右手で炊飯ジャーを開け、しゃもじでライスを盛る。ミッション前に食べ過ぎるとボケて頭が働かないので、小盛に(私にしては)。カレールーをたっぷりぶっかける。ライスよりルーが多いカレーは飲み物であり、希望であり、夢である。
福神漬などないが、紙コップに氷の入った冷たい水をポットから注ぐ。使い捨てスプーンを手に独り用テーブル席へ。
まずはルー。シンプルで具はないが、しっかりと旨い。恐らく業務レトルトだろうが、食べ慣れた安定の味。ライスが熱々なので熱さが二乗。ルーの海にライスが溺れる至福を楽しむ。
大満足でホテルを出る。入口横の灰皿で一服。煙草はクライアント様の「遅かったね」と言われた場合の言い訳として。カレー喰ってましたとは何故か言いにくいものがあったので。
ありがたいウェルカムコーヒー
ありがたすぎる夜カレー無料
頼もしいサービス券
ウェルカムカレーライス
ルーたっぷり
カレーパワーでミッション開始

