北助松商店街。南海北助松駅前から広がる住宅地型商店街である。商店街は駅とかなり巨大な団地群との間で形成されている。
北助松「駅」は泉大津市に位置する。ただし北助松「商店街」は商店街の中央(車道)で片側が泉大津市、もう片側が高石市。一部なんてレベルではない。商店街が完全に真っ二つに、二つの市に分かれている。
酷暑厳しい8月上旬の朝。神戸の自宅を出て大阪へ。環状線で新今宮駅。南海電車に乗り換えて北助松へ。北助松だけでなく、泉大津も高石も完全に未踏。初上陸を果たした。
正午という独特の時間に集合。商店街理事長、神社の宮司様、大学や市会議員の先生方に商店街をご案内頂く。
夏休み期間中の正午ゆえ学生の姿はあまり見かけないが、周囲には高校が3校もあるという。堺市も難波も近く、住むには極めて便利そう。北助松駅、特急も快速も停まらないそうだが、南海本線屈指の乗降客があるという。
銀行も2行あり、大きなドラッグストアがあり、団地だけでなくマンション、アパ―ト、戸建ても数多くみられる。1次商圏(調子に乗ってプロっぽいワードを使ってみました)に居住人口が担保されていることは最強クラスの強みである。
13時から神社の社務所をお借りしてアヅマ漫談&掛け合い。泉大津市と高石市の2市からも関係者が参加。改めて、一つの商店街を両断する珍しさを痛感する。伊丹空港や富士山などは市や県が跨っている。しかし、商店街ではほぼ例がない。
イベントなどは拡大許容されるだろうが、空き店舗の補助金などはどうするのか。泉大津市側と高石市側でルールや助成率が異なるのであれば混乱しそうだ。片側だけ条件が良くなったりしたら…それはそれで味わい深いのかもしれない(付記:3週間後に再度確認しましたが、その通りでした)。
たっぷり2時間の漫談掛け合い。1回限定、一期一会の精神で北助松入りしたが、3週間後に再訪することに。御縁を大切に、ほんの少しでも役に立たねばならぬ。
大阪駅まで戻る。空腹がピークになった。どこかで串カツなどを肴に冷たい生ビールをゴキュゴキュやりたかったが、駅の改札を出るのも億劫。
改札内のコンビニの横にカレー屋があった。時間は16時半。こんな私だが平日は可能な限り17時までは酒精をヤラないと一応決めている。
ハイボールのハッピーアワー200円を振り切り、シンプルな「プレーンカレー」。次回、もし状況が許すなら、北助松でイッパイやってから帰りたいものである。
初上陸。
何か決まりそうな予感。
北助松商店街。左側が高石市、右側が泉大津市。
気になる一角。
ミッション会場である北助松神社。社務所ご提供の宮司様に感謝。
JR大阪駅改札内。
空腹に勝てませぬ。