2026年10月13日

第4026夜:ウェルカムカレー【佐野(栃木)】

 カレー1杯無料サービス券。我が佐野の定宿<セレクトイン佐野駅前>2026年1月時点の宿泊者限定夜カレーサービスである。18時から20時30分まで、1人1杯までカレーライスをセルフ。数量限定のため無くなり次第終了という。

 何年か前、このホテルの宿泊者ウェルカムサービスは確か豚汁だった。数カ月前は佐野ラーメンだった。セルフではく、1杯づつ外国人女性従業員の方が作られていた。さすがに手間だったのだろう。半年ぶりにチェックインすると、セルフカレーに変わっていた。

 この夜、ホテルから徒歩90秒の市役所庁舎内で19時より私の空き店舗出店漫談である。それも、たっぷり2時間の独演会。無料のためか、20名ほどお申し込みがあったらしい。そして、私は18時に会場入りせねばならない。つまり、17時58分にホテルを出ねばならない。

 カレー開始は18時。51歳(当時)でフライングを試みるのは恥ずかしく情けない。ミッション終了は21時ゆえ、カレー時間はとっくに終わっている。幻に終わるのか。

 17時57分頃、エレベーターに乗り込む。狂おしいカレーの香りが充満している。フロント横のカレー会場は2名ほどの宿泊客が臨戦態勢である。

 17時58分、ゴルゴ刈でほとんどない後ろ髪をひかれながら市役所まで極寒の夜道を90秒歩く。1階の広大なガラス張りスペースで会場セッティング。

 クライアント様方と打合せを終えた。時間を確認すると、18時20分。開始は19時。そして、ホテルの部屋に記録用のデジカメを忘れたことに気づいた。

 ホテルに取りに戻る旨をクライアント様方に告げ、近いのでコートも着ずに90秒歩く。部屋でデジカメを手にエレベーターでフロントへ。さらにカレー香が増している。会場には数人の男女がもくもくとカレーを食されている。腕時計を見る。18時25分。

 気づけば、左手に発泡スチロールのカレー容器を手にしていた。右手で炊飯ジャーを開け、しゃもじでライスを盛る。ミッション前に食べ過ぎるとボケて頭が働かないので、小盛に(私にしては)。カレールーをたっぷりぶっかける。ライスよりルーが多いカレーは飲み物であり、希望であり、夢である。

 福神漬などないが、紙コップに氷の入った冷たい水をポットから注ぐ。使い捨てスプーンを手に独り用テーブル席へ。

 まずはルー。シンプルで具はないが、しっかりと旨い。恐らく業務レトルトだろうが、食べ慣れた安定の味。ライスが熱々なので熱さが二乗。ルーの海にライスが溺れる至福を楽しむ。

 大満足でホテルを出る。入口横の灰皿で一服。煙草はクライアント様の「遅かったね」と言われた場合の言い訳として。カレー喰ってましたとは何故か言いにくいものがあったので。

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ありがたいウェルカムコーヒー

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ありがたすぎる夜カレー無料

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頼もしいサービス券

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ウェルカムカレーライス

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ルーたっぷり

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カレーパワーでミッション開始

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今年度(2026年度)は12月2日(水)・9日(水)19時から
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2026年10月12日

第4025夜:小倉駅「海幸幕ノ内」【駅弁】

 「海幸幕ノ内」。深く蒼い海の色が渋みを感じさせるシンプルな掛け紙の小倉駅で発見した駅弁である。福岡市の<グルメトラベラー>様という初めて目に耳にする調整元の作品だ。

 延岡から大分で乗換時間30分。いったん改札を出て駅構内の<C―プ>さんでお気に入りの火木土限定発売チーズパンやアジフライ、大分名物らしい豚ニラ炒めを晩酌の肴として購入。ついでに神戸市内では見かけないレアな大分麦焼酎の銘柄も。

 ホクホクして小倉駅では新幹線乗車前に<Kメダ>でサンドイッチやチーズカリートーストを熱い珈琲で満喫。満たされた心で新幹線改札にイン。入線まで10分。エスカレーターに向かう途中の駅弁売場を覗く。新商品のチェックである。

 2010年から駅弁道に目覚め、時期によって情熱に濃淡あれど、2016年1月時点で空弁も含め900種類以上実食してきた。同一商品も含めたら950箱ほどか。小倉駅でだけで30種ほど捕獲してきた。故に、新商品に出会うことはあまりない。

 小倉駅弁売場は拡張したのだが、小倉を含めた福岡県内だけでなく九州全域、特に鹿児島あたりの駅弁が進出している。何故か山陽地区や神戸の駅弁も。小倉で買うならば、せめて九州管内を選びたい。

 長すぎる前置はさておき、明らかに初見だった「海幸巻ノ内」。中身が見えないが、海鮮系幕ノ内弁当であることは瞬殺で想像できる。買う気持ちは固まっていたが、掛け紙に記されたお品書きに目を奪われた。

・ニシン昆布巻き

・カニ爪フライ

・明太昆布

・薩摩揚げ

・呼子萬坊のいかしゅうまい

・旦過市場の鯖ぬかみそだき

 呼子のいかしゅうまいは有名であり、萬坊メインの駅弁も食した記憶がある(呼子萬坊上等いか三昧弁当)。それよりも目を惹いたのが「旦過市場の鯖ぬかみそだき」。北九州というより小倉名物。メシにも酒にも合う。青魚を用いるが、やっぱり鯖が王道かつ一番人気。

 2014年から前年(2025年)まで御縁を頂き続けた旦過市場、ついに駅弁界へデビュー。思わず笑みが漏れる。

 自宅で麦でなく買い置きの黒糖焼酎湯割をヤリつつ「海幸巻ノ内」を満喫。抜群の出来栄えだった。この糠みそだき、いくつか取り扱っている旦過市場のどの店の商品なのだろう。

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旦過市場、トップクレジット。

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なかなかの完成度。

posted by machi at 07:12| Comment(0) | 駅弁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年10月11日

第4024夜:パンチ襲来【延岡(宮崎)】

 特製山芋鉄板。十数年前、北九州黒崎で初めて「山芋鉄板」を口にした。山芋を輪切りにして焼いたモノと思い込んでいた私には軽い衝撃だった。

 出汁を絡めて摺り下ろした山芋をステーキ鉄板でふっくら焼き上げる。鰹節を舞わせ、好みで醤油を掛けまわす。北九州市内の居酒屋の定番であり、北九州名物と思い込んでいた。

 初めて黒崎で堪能してから十数年後、延岡の人気居酒屋<呑んのん>でその「特製」を味わった。海鮮具材がたっぷり入っていた。その場に主賓として君臨されていたのが、初めて黒崎で堪能した席に同席していた(はずの)「まちづくりくろさき」U野氏である。

 令和8年初春、最強寒波襲来ニュースが信じられぬほど春の陽気な延岡にU野氏は降臨。山下新天街商店街メンバーにU野氏が十数年に渡る黒崎の取組や延岡へのアドバイスを実施。その場に私は同席のはずが新幹線の人身事故で到着が2時間遅れ、後半からの参加となった。

 AIを駆使した見事なプレゼンに度肝抜かれた。目から鱗どころか眼球が落ちそうになった。世界の商店街・まちづくり関係者で最もDXを駆使した男ではないか。

 氏は私より少し年上で、おしゃれなイケオジ。イケているのは昔からだったが、お会いした当時はパンチパーマだった。故に敬意と親しみを込めて「パンチU野」と称している。

 山下新天街だけでなく延岡市商店街連合会メンバーも黒崎に視察に行かれたそうで、その視察成果を早速延岡でも取り入れたという。U野氏も成果の場に立ち合ったそうな。故に、パンチ研修の懇親会は延岡市商連の役員たちもご臨席。

 パンチは最初から最後までひたすらビールである。私は最初の3杯ほど生、後はひたすら宮崎の芋焼酎ソーダ割。50を超えてもポテトフライを愛してやまない私は、日向灘の地魚や延岡発祥名物チキン南蛮をほどほどにして、ひたすらポテトフライに指を伸ばす。

 この地でも名物な特製山芋鉄板を味わっていると、パンチと出会った十数年前を思い出す。私もフリーになって間もない30代半ば。まさか、50を超えても商店街コンサルという香ばしさを極めた肩書でメシを喰い、酒を吞んでいるとは当時想像も出来なかった。

 市商連T井会長キープ焼酎が瞬殺で空になり新たなボトルを空いたビールジョッキの注いで鯨飲。マイペースに生ビールを空けていくパンチ以外は、全員ジョッキ焼酎ソーダ割。

 2軒目は商店街内のカフェバー<TC>。朝から営業しているという。若いオーナーはいつ寝ているのか。ハイボールをヤリながら談笑。パンチも旧交を温めている。

 閉店時間になった。パンチは我が麺友。数年前まで何度パンチと昼にラーメンやうどんを啜って来たか分からない。「どぎどぎうどん」もパンチに教えて頂いた。商連の事務局長も締めラーへやる気満々。私は夜の延岡の店事情をまだ把握していないので大助かりである。

 パンチ氏に締めラーメンを誘ってみた。パンチからは一言「行かん」と返された。

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パンチ講義。

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パンチを囲む懇親会場。

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世界名物ポテトフライ。

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延岡名物チキン南蛮。

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日本名物ソース焼きそば。

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北九州名物山芋鉄板。

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パンチと仲の良い商連の皆々様も。

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2軒目も祇園町商店街。

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ハイボールとプチピザ。

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広い店内。

posted by machi at 07:38| Comment(0) | 宮崎県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年10月10日

第4023夜:西日本ラーメントレイン【Aho-Boiled】(その4)

 メニュー写真のノーマルラーメンの方が明らかにチャーシューが分厚く大きい。眼前は、薄切りがこじんまり。しかし、伝票にもチャーシューメンとある。

 柚子七味をパラリ。首を傾げながら薄切りチャーシューを箸でいじる…。多めに底に沈んでいた。不信が少し信頼に変わった。笑みが漏れた。

 まずはスープ…。久留米系に近い。トロミもある。ネギが爽やか。麺とエロチックに絡んでいく。チャーシューは食べやすいが、厚切りの魅力が恋しくなる。スープが好きなので、替玉せずも最初の1玉でスープまで啜り切ってしまうことが多い。

 ちょうど4時間前、広島駅新幹線改札内でラーメンを啜った。20年前の私なら、間違いなくあっさり醤油で少し豚骨風味な広島に軍配を上げていただろう。当時は九州へは足を運んでいなかった。それから幾年月。50代の今、完全に昼の大分が好みである。濃厚獣匂豚骨が私の浸透圧に合う。途中から辛子高菜、紅生姜、ニンニクの薬味三銃士で味変。汁1滴残さず熊啜。

 ホームに向かう。ちょうど、延岡へ向かう特急が入線してきた。そして、定刻に出発した。この分では、16時10分頃到着しそうだ。パンチU野祭真っ最中だろう。私は何とか後半戦途中から参戦できそうだ。

 朝は広島、昼は大分でラーメン。夜の宮崎延岡は、我が麺友・パンチと一緒。居酒屋、スナックからの3軒目にパンチを誘ってみるか。壮大な西日本ラーメン遅延トレインである。

 その夜、パンチや延岡市商店街連合会の皆さまと居酒屋、そしてバーへ。店を出ると23時頃。ラーメン店はあまりないらしく、あっても宮崎名物「辛麺」中心という。

 寝る前に辛麺はかなりタフ。パンチを誘ってみるも「行かん」と瞬殺でフラれた。その夜はすごすごと私も定宿で眠り込んだ。酔っぱらったというより、移動疲れか。

 翌朝5時。ユニットバスに湯を張り、ポットで湯を沸かしてインスタントコーヒー。少し猿打して8時過ぎの特急に乗って大分へ。別の特急に乗り換えて小倉へ。そこからは新幹線で新神戸。前日は人身巻き込まれで10時間かかったが、この日は最短なら7時間程度。

 車掌さんが切符の確認に来られた。その際「中津で人身事故がありまして…。大分から先はネットの運行状況をご確認下さい」と丁寧かつ申し訳なさそうにおっしゃる。

 2日連続か…この日は帰神するだけ。翌日は栃木県佐野市へ向かうが、まあ仕方ない。

 ネットを確認する。運行再開の見込みは立っていない。大分駅到着は10時過ぎ。小倉へ向かう特急に乗車できるまで、どれほど待たされか分からない。

 前日のラーメン屋で他のメニューを注文するか、駅構内で大分の郷土料理で昼メシとするか、駅構内から外に踏み出して、新たなラーメン屋との出会いに期待するか。〔終〕

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1000円のチャーシューメンを指名。

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かなり写真指名と本人にギャップが。

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特急が入線。

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翌日もトラブル。

posted by machi at 08:24| Comment(0) | あ〜ほボイルド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年10月07日

第4022夜:西日本ラーメントレイン【Aho-Boiled】(その3)

 駅ホームは新たな人身を生みかねないほどの大密集。待つこと20分。運転再開1号車が入線。博多行きのぞみ号である。

 私の切符ではもう指定席に乗れないので、16両編成中2両しかない自由席車両の乗場前へ。私の前に50人ほど並んでいる。目的地の小倉まで1時間ほどか。とにかく乗れさえすれば、立ったままでも有難い。小倉にたどり着けるなら。

 たまたまだが、2人掛けの通路側が1席空いていた。思わず周りを見渡した。何かトラップが仕掛けられているのでは…。

 トラップは無かった。まさか、座席を確保できるとは。ホームには乗り切れずに佇む乗客で溢れている。新幹線の通路もびっしり立ち客。

 私の真隣の立ち客が後期高齢者だったら席を譲るべきなのだろうが、どう見ても私より30歳ぐらい若い元気そうな若者だったので軽くスルー。私は、ツイている。

 新幹線は動き出した。小倉までの間に徳山で停車。私の右隣の窓側婦人が徳山で下車。私は窓側に移った。何故なら、コンセントが壁面にあるから。私は、ツイているどころか持っている。いや、そもそも巻き込まれて遅刻している段階でツイても持ってもいないのだけど。

 11時45分ごろ小倉駅着。次の大分行き特急は25分後。ただ、山陽新幹線の人身とは全く関係ないのに到着遅れの表示が。

 ふと違和感を感じた。11時45分なのに、11時42分大分行き特急の表示が残っている。そこには18分遅れち赤文字が。結果として乗れるはずの無かった特急に9分早く乗車できた。

 「窓ガラス破損」という謎の遅延理由が車内アナウンスで聴こえる。それでも100分後、大分駅に到着。宮崎方面の特急は30分後。駅員さんに確認すると‘一応’予定通りとのこと。

 改札を出た。駅構内のお店ゾーン「豊後にわさき市場」へ。向かったのは大分豚骨ラーメン店。もともとこの昼は予定通りならこの店で啜るつもりだった。ただし、10時半過ぎに。まさか13時半過ぎに啜るとは起床した時夢にも思わなかった。

 二郎系やタンメン系もあったがチャーシューメンを選択。このご時世、駅構内でチャーシューメンが1000円は感謝せねばならない。

 ポットの冷たい水を飲みつつ味変アイテムをチェック。紅生姜、辛子高菜の王道に、すりつぶし器がセットされた生大蒜。そして、柚子七味。替玉用のラーメンタレも。

 メニューを再読。豚ニラ炒めというどこにでもありそうな中華が大分名物とは知らなかった。この店の対面は鶏天などの大分郷土料理店だったはず。

 今度、大分駅で乗換昼メシ時間があれば名物を攻めようかと軍略を練っていると、ブツ降臨。

 「チャーシューメンで〜す!」。〔次夜最終〕

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見たことのない徳山駅ホームの混みっぷり。

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奇跡の席確保。

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結果オーライ。

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突撃。

posted by machi at 05:39| Comment(0) | あ〜ほボイルド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする